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パーソナルカラー診断は高い?値段の差がある理由と相場について

パーソナルカラー診断の料金はサロンによってさまざま。

数千円~50,000円程度まで幅広い設定になっています。

パーソナルカラー診断は高いと感じる方もおられるでしょう。

これ程までに値段の差があるのはどうしてなのか。

現役カラーコンサルタントがパーソナルカラー診断価格の現実と相場についてお答えします。

 

パーソナルカラー診断の価格を決める裏事情

パーソナルカラー診断の技術を学んだばかりのカラーリストは、たいていモニター価格からスタートしていきます。

調査をしたわけではありませんが、学んですぐに〇万円の値段設定はなかなか無いと思われます。

 

診断実績(診断者数)が少ないと、カラーリストの疑問もわきやすいですし、お金よりもまずお客様の声がほしいのが本音。

ある程度の実績ができてから、正規価格でサービスを開始する流れがスムーズです。

(実績が多い人が正しい診断をできるかというと、これまた色々あるのですが…)

 

モニター価格は、無料・ワンコイン~5,000円以下が多いでしょう。

ではなぜ正規価格は10,000円以上もするのか。

ビジネスをしている人ならお分かりの通り、5,000円以下では長期的な売上がたちません。

5,000円以下で売上をたてようとすれば、毎月何十人も診断しないといけなくなります。

それはほぼ不可能。

ある程度の売上がたち、利益が見込めるのが10,000円以上なのです。

(それでも月数回の診断では大きな売上にはなりませんけれど)

もっというと、パーソナルカラー診断の技術を学ぶには、何十万円という投資が必要です。

技術を学ぶ講座が10万円以下だったとしても、ドレープという診断をする際の色布に何万(フルで揃えると10万以上)、色見本等にも費用がかかります。

ざっと30万円は先行投資していますので、数千円の診断では割に合わんというのが正直なところ。

 

百貨店などでパーソナルカラー診断が数千円で受けられるのは、診断後お洋服を購入していただくことで百貨店に利益が出るからです。

カラーリストは百貨店から一定の額を頂戴できるので、1回の診断料金が安くてもある程度は成り立つという裏事情です。

 

パーソナルカラー診断料金の相場

パーソナルカラー診断の相場は、12,000円~15,000円あたりです。

 

美容室やネイルサロンの価格帯に近いものがあります。

なぜならお客様お一人お一人をカウンセリングし、それぞれに合ったサービスをご提供する形は同じだからです。

ただ、パーソナルカラー診断はヘアースタイルやネイルのように形に残らないため、同じ価格でも「高い」と感じてしまうのかもしれません。

形に残らないといっても、美容院のように定期的に通うものではなく、似合う色を知ったおかげで無駄な買い物が減るなら、先行投資として考えられます。

投資ととらえるか消費ととらえるかで、価格への価値観も変わってくるでしょう。

 

相場より高い値段設定になっているところは、パーソナルカラー診断のサービスに加えて、骨格診断や顔タイプ診断、メイクレッスンやお買い物同行、クローゼット診断といったサービスを組み合わせている場合が多いです。

そうすると20,000円前後~が相場。

フルセットで50,000円の価格がついていても法外な値段ではありません。

 

価格が安いサロンや診断者は良くないのか

5,000円前後でサービス提供しているサロンやカラーリストは良くないのかというと、決してそんなことはありません。

値段の高い安いが、診断技術の良し悪しにはならないのです。

 

6,000円でもきちんと診断するサロンはあります。

おそらくそのサロンはパーソナルカラー診断以外のメニューで売上のめどがたっているのでしょう。

 

また、数千円のパーソナルカラー診断は、診断範囲が限られているので安い価格になっているのかもしれません。

診断技法もいろいろあり、診断する内容によって価格が変化します。

くわしくは、パーソナルカラー診断の種類(4シーズン・12タイプ・16分割)の違いとメリット・デメリットをご参照ください。

 

coloRing officeが30,000円で提供している理由

筆者はパーソナルカラー診断を33,000円(税込)でご提供しています。

相場からすると「高い」ですよね。

この価格になっている理由は、パーソナルカラー診断単体のサービスではないからです。

 

主に起業家向けのサービスですので、「似合う」を知るのがゴールではありません。

ビジネスの方向性を加味し、お客様へどのように見せるのか、カラーイメージ戦略を立てて色を使えるようになっていただくことを目的としています。

色彩心理の診断テストにもとづき、カラーブランディングの要素を取り入れています。

 

診断後にはホームページのカラーを顧客心理に合わせて選んだり、イメージカラーを統一してパンフレットで使えるようになったお客様もいらっしゃいます。

ビジネスで使える色を習得していただくメニューとなっていますので、カラー戦略講座がセットになった内容だと思っていただけると幸いです。

ご提供中の「カラーイメージコンサルティング」はこちら

 

AIにはまだできないことだから

パーソナルカラー診断の値段の比較サイトは多数ありますが、記事を拝見している限りカラーリストが書いたものではありません。

当記事はパーソナルカラー診断のサービスを提供している側の視点から書いていますので、お客様にとっては「知ったこっちゃない」話だったかもしれませんね。

しかしこれが現実です。

 

AIが発達し、似合う色を自動的に無料で診断してくれるツールも出てきましたが、現段階では人の目による診断技術には及びません。

お客様お一人お一人のご要望をお聞きし、パーソナリティに合わせたご提案ができるのも、人と人とのコミュニケーションが介在しているからできることです。

そこに一定の価格が生じるのはビジネスとして当然のこと。

無形サービスにそれ相応の対価がふさわしいと思っていただけたら、本当にうれしいです。

 

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