あなたはラッキーカラーやテーマカラーと呼べる自分を奮い立たせるような「色」を決めていますか?たとえばスポーツ選手が勝負をかけるときに赤を着るとか、商談がうまくいったときに着ていた色をお守りにするとか。
一種のジンクスのようですが、色を使うことは単なる願掛けではありません。色は私たちの心や行動に影響を与える波長を持っています。本記事では「モチベーションアップ」に特化して、色の影響と活かし方についてご紹介していきます。
ラッキーカラーやテーマカラーは自分で決めていい
ラッキーカラーというと生年月日や氏名から色を導き出すものがあります。そうした決まった色を使ってもいいのですが、自分の気持ちにフォーカスして、好きなように色を決めてもいいのです。
けれど、自分で決めると言われても何を基準に決めればいいの?と思われるかもしれませんね。私たちは自分に必要な色を無意識のうちに感じていますので、難しく考えなくても大丈夫です。色は個々に波長を持っていて、波長が合う色に自然と気持ちが向くのです。
いつも使っている好きな色は要注意
波長が合う色を感じ取れるといっても、注意点があります。
昔から変わらず好きな色やいつも使っている見慣れた色は、モチベーションアップには向かない可能性があります。
なぜなら、慣れ親しんだ色というのは安心できる色であり、十分に自分に馴染んでいる色だからです。モチベーションを上げるような強い刺激にはならず、自分の中でマンネリ化しているかもしれません。
モチベーションアップになる決め手は、「最近急に気になる色」です。昔から好きでもないし、今まで買ったこともない色だけど、何だか急に目につくようになった。そんな色があれば、気持ちが大きく変わった証拠です。
気持ちが沈んでいるときに気になる色はモチベーションアップにはなりませんが、やる気に満ちているときに気になる色が出てきたら、それがサインです。どんな色が気になるのか注目してみましょう。
※好きな色を見ると気分が上がるなら、それはモチベーションアップのカラーとして大切にしてくださいね
モチベーションを高めるための色別効果
【赤】行動力アップ
「モチベーションアップ」の言葉にピッタリなのが暖色系の色。赤はアドレナリンを分泌し、人を興奮させる効果があります。心理面では、人をエネルギッシュな気分にさせ、大胆な行動を起こさせる作用があります。やる気をみなぎらせたいときは赤の強さが効果的です。
【オレンジ(ゴールド)】チャレンジ精神旺盛
赤と同じ暖色系で、チャレンジ精神を高める色。向上心があって、高い目標に一生懸命になれます。赤と異なる点は、社交性とコミュニケーション力の高さ。チームを巻き込んでチャレンジしていく意欲に富んでいます。
【黄色】好奇心旺盛
何事にも好奇心旺盛になれるのが黄色。好きなことを見つける感度が高く、何でもワクワクと楽しめる性質があります。興味の対象は広いのですが、興味のないことには全く無関心。無関心のものにモチベーションを上げようとするのは逆に難しくなります。興味がなくてもやらざるを得ない場合は、楽しみやゲーム性を見つけられるとやる気がアップします。
【緑】モチベーション維持
調和やバランスを取りながら、何かを進めたいときにおすすめの色。組織内でのバランスや、協調性を持ってモチベーションを高めたいときにいいでしょう。モチベーションをグンとアップさせるというより、維持させる方に活用すると効果的です。
【青】目標設定
モチベーションを上げるための目標設定やスケジューリングが得意。自己管理能力が高く、途中で諦めることはありません。ただし一歩行動を踏み出すまでに時間がかかってしまう色なので、モチベーションを高めて行動を促したいなら、暖色系の色とセットで使うといいでしょう。
【紫】専門性の発揮
自分の専門性を追求するのに最適な色。プロ意識をもって取り組みたいとき、こだわりを発揮したいときにおすすめです。外的な要因からモチベーションを上げられるのは苦手で、内発的に行動を起こしたいときに気になる色です。
ラッキーカラーやテーマカラーの取り入れ方
自分の色が決まったらどの様に取り入れるといいでしょうか。普段使っているもの、よく目にするものにテーマカラーを取り入れるだけで十分です。
洋服で取り入れると1日身につけるものなので色の影響力は大きいです。もしも洋服で取り入れるのに抵抗があれば、下着などのインナーで取り入れるとよいでしょう。
アクセサリー・マフラーやストール、靴や靴下などの服飾小物、カバンや財布、ポーチ、ハンカチなど気に入っている小物に取り入れるのもいいですね。
ビジネスシーンでより色の力を発揮させたいなら、仕事で使うものに取り入れるのがおすすめです。手帳、名刺入れ、パソコン機器、ノート、筆記具など。色はどんなものにも付いているので、とても手軽に取り入れられます。
もしカラーに飽きたら
身の回りのものを同じ色に揃えたら、飽きてしまうこともあるでしょう。飽きたときは無理に使う必要はありません。その色は十分自分に浸透したということです。また次の新しい色に興味が出てきたら、自分は何を求めているのか確認してみると自己分析にもなりますよ。
まとめ
モチベーションが上がる色というと、一般的には暖色系の色をいいます。しかし、人によっても状況によってもモチベーションの上げ方は変わってきます。
今、1番気分が上がる色は何でしょう?それが今のベストなモチベーションアップカラーです。やる気スイッチを押してくれるような色を味方につけて、モチベーション高く活動できるといいですよね。