会社経営している方や個人事業主の方の発言や発信を見ていると、ある一定の傾向と気質が伺えます。
その気質のひとつが、決断力と行動力。
色彩心理で表すなら、赤の性格です。
経営者は本当に決断力と行動力を重視しているのか?
あるいは赤の性格が高いのか?
興味を持ったので事業者の意識調査を行いました。
調査結果から分かった経営者が必要と考える資質TOP3と、資質を養うためにどんな色が役立つかをご紹介していきましょう。
あなたなら事業をしていく上で何が必要ですか?
事業者の意識調査といっても、非常に簡単なアンケートです。
事業をしていく上で11のキーワードのうちどれが重要かを、重要度順に1,2,3番を選んでいただきました。
11色とキーワードは以下の通りです。
あなたは何が必要だと思いますか?
回答結果をご覧になる前に、一度ご自身の事業の振り返りに考えてみてください。
経営者が必要と考える資質TOP3
経営者が必要と考える資質TOP3は
同数1位で、「決断力」と「誠実」
3位が「信頼」でした。
(有効回答数111件)
予想通り「決断力」はトップでしたが、パワフルなイメージのキーワードに対し、「誠実」と「信頼」という着実性を感じるキーワードが上位にきました。
「決断力」「誠実」「信頼」3つを合わせると、全体の6割を占めています。
ちなみに、2番目に重要だと回答されたキーワードも、上位3つは「誠実」「信頼」「決断力」でした。
この3つが経営者にとって非常に重要なキーワードのようです。
資質と色彩心理
11のキーワードは色彩心理を元に選び出しました。
決断力→赤
誠実→青
信頼→茶色
チャレンジ精神→オレンジ
意志の強さ→白
好奇心→黄色
バランス感覚→緑
思いやり→ピンク
精神性→紫
落ち着き→グレー
独立心→黒
回答結果から、経営者には赤がなくてはならない気質なのだろうと伺えます。
赤は決断力や行動力の他に、情熱・パワー・リーダーシップ・スピードといった意味もあります。
どれも事業を回していくには必要な要素です。
ただし赤の勢いだけで事業は継続できません。
誠実さと信頼があってこそ、継続と発展ができるのではないでしょうか。
有名な小説のタイトルではありませんが、冷静(青)と情熱(赤)のあいだに信頼(茶色)の土台があるようなイメージですね。
企業のコーポレートカラーに赤と青が多いのも頷けます。
経営者に必要な資質を育成するために
色彩心理をビジネスに応用すると、必要な資質を養いたいなら、その資質をもった色を取り入れるといいのです。
決断力をつけたいなら赤のネクタイをするとか、誠実さを意識するために青のハンカチを使うとか。
どんな小さな物でも構いませんので、いつもその色が目に入るようにすればOKです。
なぜ色を見るだけでいいのかと言うと、科学的根拠があります。
色は電磁波の一種です。
私たちは色を見ることで、電磁波の波長の影響を受けています。
波長は人の心理にも生理にも影響を与え、波長の長さによって効果が変わってきます。
たとえば、赤を見たり身に着ければアドレナリンが分泌され、血圧が上昇し心拍や呼吸数が増えます。
いわゆる興奮した状態になっていきます。
心理的には、決断や行動しようとする意識が高まりますし、かっと怒りやすくなります。
色も人間と同じで、プラスの性格があればマイナスの性格もあります。
ある色の資質を養いたいと思うなら、一旦マイナス要素は無視して日常で意識的に色を使ってみてくださいね。
いつの間にか他人からもその資質を持った人と見られるようになっていきますよ。
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