2024年1月23日、女性の就労を支援する京都府のマザーズジョブカフェと京都光華女子大学のコラボ事業、「女性のためのリカレントプログラム特別講義」にて講師をさせていただきました。
テーマは「色の効果で相手の心を動かす!色彩ブランディング基礎講座」です。
講座概要
「色で相手の心を動かす=色彩心理」と「色彩ブランディング」
これだけでもテーマの幅はとても広く、加えてマザーズジョブカフェ様からは、簡易のパーソナルカラー診断とディスプレイや資料に活かせる色の効果のお話をとの希望もいただきました。
タイトルに沿って、かつご要望の内容も盛り込むと講座の構成は以下の通りとなりました。
1.色彩学の基礎
2.配色の基礎
3.色彩心理
4.パーソナルカラー
2時間半の講座でパーソナルカラー診断に1時間はかかるので、実質しっかり話せるのは1時間強です。
要点を絞りつつ、堅い講義にならないようにワークも組み込み講座を展開していきました。
カラー講座で絶対外せないのが「色彩学」
「色彩学の基礎」というと難しそうですが、どんなカラーの話であっても必ず基本になるのが色彩学です。配色であろうとパーソナルカラーであろうとカラーセラピーであろうと、色彩学が根底にあります。
具体的にいうと、配色やパーソナルカラーは色の三属性とよばれる「色相・明度・彩度」、そしてトーンという概念が、色彩心理やカラーセラピーは「色と光(色彩科学)」が基礎となります。
それらを飛ばしてお話しすることも可能かもしれませんが、色彩講師の私が講義をする意味は、色彩学の基礎をきちんとお伝えすることではないかと考えてお話をしています。
色とイメージは配色にも関わってくる
今回の講座では色彩心理の章で「色と光(色彩科学)」の説明は省き、色とイメージの話をメインにお伝えしました。
色にはイメージを発信する力があるということは、一般的にあまり意識されていません。けれど、人は赤を見れば暖かそうに感じますし、そこから情熱やエネルギーというイメージを抱きます。
色のイメージを無意識で受け取っていて、それぞれの色にはどんなイメージがあるのか。色のイメージ発信力を知ると、配色にも活かすことができます。
配色を考えるのはそれなりのトレーニングが必要ですので、2時間半の講座で習得までは難しかったと思います。カラーコーディネートのワークを入れることで、ほんの少しでも色とイメージと配色を考えていただけるようにしました。
参加者の表情が変わるパーソナルカラー診断
講座内でのパーソナルカラー診断は体験的なもので、ピンクのみの診断となりました。
似合う色がこれと決まる診断ではありませんが、色を合わせることでどんな風に見え方が変わるのか、みなさん興味をもってご覧になられます。診断のときは参加者の方の表情がふわっと緩むそんな瞬間です。
近年、パーソナルカラーの認知度が拡大し、似合う色を知りたいという方が増えました。「パーソナルカラー診断」がある講座やイベントは、募集開始とともにすぐに満席になる人気の内容です。今回も定員以上のお申込みをいただき、感謝するばかりです。
この度は講座の企画、運営をしてくださったマザーズジョブカフェ様、会場の準備等現場運営に携わってくださった京都光華女子大学様、この場をお借りしてお礼申し上げます。