ベーシックカラーと呼ばれるベージュはファッションの定番カラー。
カラーコーディネートがしやすく、ベージュの洋服を持っている人も多いでしょう。
パーソナルカラーがイエローベース(スプリング・オータム)の人はベージュが似合うと言われています。
しかし、イエローベースの人であってもベージュが似合わない場合があります。
似合わない理由は何なのか?
理由がわかると似合うベージュが見つけやすくなりますので、ここで解説していきますね。
イエローベースでベージュが似合わない理由
①黄みが苦手
ベージュはオレンジ色(だいだい色)に明るいグレーを混ぜた色。
オレンジは赤と黄色を混ぜた色なので、ベージュは黄みの強い色になります。
一般的にパーソナルカラーがスプリングやオータムの人は黄みのある色がよく似合います。
しかし、なかには黄みがあまり似合わない人がいるのです。
そんな人はベージュを着ると顔色がより一層黄色く見えたり、野暮ったさを感じます。
おそらくこのタイプの人は、ベージュに限らず黄みが強い色は似合いにくいのではないでしょうか。
色を見極めるのは難しいかもしれませんが、スプリングやオータムの中でも黄みが強い色を避けると似合う色が見つけられます。
②濁りが苦手
ベージュはクリアな透明感のある色か濁色かで分けるなら、濁色の仲間になります。
原色にほんの少しでもグレーが混ざると濁色と呼びます。
濁色というと汚れたイメージを持つ人がいますが、ナチュラルカラーのようなソフトで柔らかい色あいも濁色です。
ベージュはソフトで柔らかい色の代表例です。
濁色が似合わない人にとっては、ベージュは要注意カラー。
顔色がくすむ、表情がぼんやりする、顔の輪郭がはっきりしなくて顔が膨張して見える
などベージュを着ることで、マイナスイメージを作ってしまいます。
このタイプの人は、ソフトな色あいではなく、すっきりとした印象の色を選ぶといいでしょう。
③内面の性格とベージュのイメージが合わない
性格と色の話は、パーソナルカラー理論とは少し違った視点ですが、実はパーソナリティが似合う色にも多少影響を与えています。
はっきりした性格の人は、パステルカラーのような優しい色よりも鮮やかな色の方が似合う気がしませんか?
色のイメージと人の性格はリンクする部分があるのです。
上述したように、ベージュは濁色でソフトな色。
穏やか、家庭的、ぬくもり、優しさといったイメージ(色彩心理)をもっています。
このイメージと異なる性格の人は、ベージュを着ると違和感が出てくることがあります。
色彩心理による色のイメージと見た目の印象の関わりも重要なポイントなのです。
※ベージュが合わないからといって、家庭的な性格ではないと断定するものではありません
似合うベージュの選び方
①黄みが苦手な人におすすめのベージュ
黄みが苦手なタイプの人は、ベージュの中でも黄み感がないベージュがおすすめです。
●ピンクベージュやローズベージュといったほんのり赤みを感じるベージュ
●グレージュと呼ばれるグレーともベージュともいえるような色みのベージュ
●白っぽさを感じるようなごく薄いベージュ
②濁りが苦手な人におすすめのベージュ
ベージュ特有の濁り感がない色で、一見すると黄色や白にも見えるような色がおすすめです
●淡い黄色のような明るい色のベージュ
●白っぽさを感じるようなごく薄いベージュ
●光沢感のあるベージュ(素材によってベージュのくすみを感じさせない方法です)
③ベージュのイメージに合わない人におすすめのベージュの使い方
ベージュの穏やかさが全面に出ないように、光沢感のあるベージュを使って上質で洗練されたイメージにするか、配色でベージュの印象を変える方法があります。
●光沢感のあるベージュを使う
●ベージュ+鮮やかな色、ベージュー+黒などはっきりした色とコーディネートする
「裸に見える」を避けましょう
ベージュは日本人の肌の色に近いため、ベージュを着ると洋服を着ていないように見えることがあります。
ベージュを着て「裸に見える」現象は、ベージュが似合っていないサインです。
他人が見るとドキッとしますので気をつけくださいね。
似合うベージュを着ると裸に見えることはなく、自然体で優しい雰囲気に見せてくれますよ。