パーソナルカラーのオータムタイプは、ピンクが似合いにくいと思っている人が多いようです。確かにパーソナルカラー診断の際は、オータムのピンクの種類は他のシーズンに比べると少なめです。だからといってピンクが似合わないわけではありません。本記事ではオータムの人がピンクを選ぶときのポイントをご紹介していきましょう。
パーソナルカラー別、似合うピンクの特徴
ピンクと一口にいっても、濃いピンクからうすいピンクまで本当にバリエーションは様々です。オータムのピンクを深ぼりする前に、パーソナルカラー別にピンクを見比べてみましょう。
まず大きな分類でみると、イエローベース(イエベ)とブルーベース(ブルべ)に分かれます。
イエローベースはスプリングとオータムタイプ、ブルーベースはサマーとウィンタータイプになります。
イエローベースのピンクは黄みがかったピンクで、イメージとしてはややオレンジっぽさを感じる色。ブルーベースのピンクは青みがかったピンクで、やや紫っぽさを感じる色です。
イエローベース:スプリングのピンク
スプリングは、明るく鮮やかで黄みかがった色みがよく似合うタイプです。
ピンクも明るく透明感のあるような色がお得意。
色名では、ピーチピンクや、コーラルピンク※などがあります。
イエローベース:オータムのピンク
オータムは、ソフトで深みのある黄みかがった色がよく似合うタイプです。
ピンクもやわらかい印象で温かみを感じる色みがお得意。
色名では、サーモンピンクやアプリコット、コーラルピンク※などがあります。
ブルーベース:サマーのピンク
サマーは、明るくソフトで青みかがった色みがよく似合うタイプです。
ピンクは明るくソフトなトーンを中心に、ベリーカラーと呼ばれるややはっきりした色みもお得意です。
色名では、パステルピンクやパウダーピンク、ラズベリーピンクなどがあります。
ブルーベース:ウィンターのピンク
ウィンターは、鮮やかで青みが強いはっきりした色がよく似合うタイプです。
ピンクも一見派手に感じるような鮮やかでビビッドな色や、白に近いようなごくうすいピンクもお得意です。
色名では、フューシャピンク、マゼンタピンク、アイシーピンクなどがあります。
※色名はあくまで参考程度でお考えください。色名に厳密な統一性はなく、ブランド・メーカーによって同じ色名でも見た目の色は異なってきます。そのためコーラルピンクのように、スプリングでもオータムでも当てはまる色名があります。
オータムが似合うピンクを徹底解剖
オーソドックスなオータムのピンクは上記にあげたようなピンクですが、いざお洋服を選ぶときにはどんな基準で選ぶといいのでしょうか。「鮮やか・くすみ・青み」の3つの軸でピンクをみていきましょう。(鮮やか・くすみ・青み、それぞれ画像でご紹介しているピンクはあくまで一例です)
鮮やかめなオータムのピンク
オータムの中でも鮮やかな色が似合うタイプがいらっしゃいます。そんな方はオータムのソフトな色よりもスプリングのはっきりしたピンクが似合ったりします。「イエベ」や「オータム」にとらわれすぎず、「はっきりした鮮やかな色」を基準に選んでみましょう。
よりオータムらしいピンクを選ぶなら、濃い目のトーン、オレンジピンクのようなオレンジが強いピンクや赤みの強いピンクがおすすめです。
くすみのあるオータムのピンク
おしゃれカラーとして人気のくすみピンクはオータムが得意な色。くすみ感が強いダスティピンクや、くすみはあまり感じないソフトなピンク、トーンの弱いピンクなどがそれにあたります。くすみピンクが似合うなら、イエベ・ブルべを気にしすぎずナチュラルなイメージのピンクを選ぶようにしてみてください。
テラコッタ(れんが色)をうすくしたようなピンク、小豆色を明るくしたようなピンク、オールドローズなどがおすすめです。
洋服の場合、素材によってソフトな色に見えるものもありますので、質感で似合うに寄せていくこともできますよ。
オータムが青みピンクを使うなら
オータムは青みが苦手といわれても、青みピンクがお好きな方もいらっしゃるでしょう。オータムタイプが青みを使うなら、サマーのソフトなピンクが似合いやすいです。(上記でご紹介したくすみピンクもサマーに近い色です)
いやいや、くすんだ色も嫌なんだという方は、青みピンクでも濃い色(ワインレッドに近い色)がおすすめです。オータムでも黄みがかった色が苦手なタイプもいらっしゃいます。そんな方はオータムのピンクよりもウィンターのような濃いめピンクが似合う場合もあります。
青みが非常に強いビビッドピンク(フューシャピンクなど)がお好きな方は、洋服やメイクで取り入れたとき、顔の血色が悪く見えないか注意してください。もし顔色が悪く見えたら、アクセサリーやメイクでカバーしてみてくださいね。
オータムさんもピンクを楽しもう
オータムはピンクが似合わない、そう思い込んでいたらとても残念です。オータムにも似合うピンクはありますし、選び方のコツが分かれば他のシーズンのピンクだって使いこなせます。青みピンクだって好きなら使ってOK!
パーソナルカラーは「この色(シーズン)しか使ってはダメ」と気めつけるものではありません。好きな色を自分に似合うようにアレンジしてカラーコーディネートを楽しみましょう。
どんな色でも使いこなせるようになるパーソナルカラー診断メニューはこちら
https://coloringoffice.com/businessfashion-color-branding/