選挙カラーを考えるとき、いきなり「何色にするか」と考えることはありません。
まずは候補者の頭の中を整理し、想いを共有することからがスタートです。
具体的には言葉としてアウトプットしてもらい、その言葉を一緒に整理していきます。
私が選挙カラーを考えるとき、必ず候補者にご質問するのは次の3つです。
①政策で一番訴えたいことは何か
②どんな社会を実現したいのか
③自分自身が大切にしている価値観は何か
順を追ってそれぞれの質問について解説していきましょう。
政策で一番訴えたいことは何か

政策内容が整理されていなければ、選挙カラーを設計することはできません。そのためこの質問にはしっかりと時間をかけてお話を伺います。
しかし選挙の出馬が決まっているからといって、政策内容を明確に言語化できる人ばかりではありません。
「訴えたいこと」は、情熱をもって心身を注ぎたいテーマなはずです。明確に言語化できなくても、キーワードを挙げていただくと政策の核となる言葉が表れてきます。
有権者は政策の細かな内容以上に、候補者が何に本気なのかを感じ取ります。その本気度は、言葉の選び方や発し方、在り方といった全体から自然と伝わるものです。
核の言葉が定まることで、その後のビジョンや価値観、色の方向性まで、自然と一本の軸でつながっていくのです。
どんな社会を実現したいのか
候補者は政策を叶えた先に、どんな社会を実現したいのか。より大きなビジョンを共有するためにこの質問をします。
政策はゴールではなく、あくまで手段です。
本当のゴールは「政策によって社会がどう変わるのか」という部分にあります。
このビジョンの方向性が見えると、一つひとつの政策の意味がより立体的に理解できるようになります。
また、政策で「何をやるか」だけでなく、「どこを目指している人なのか」が有権者にも伝わり、共感が生まれやすくなります。
選挙カラーは、ビジョンの言葉を読むよりも先に感じ取ってもらうためのものです。
候補者の想いを選挙チーム全体に浸透させるためにも、「どんな社会を実現したいのか」まで丁寧に言葉にしていくことを、選挙カラー設計の重要なプロセスだと考えています。
自分自身が大切にしている価値観は何か
この質問は、カラー選定を行う私自身が候補者を深く知るための問いであり、同時により独自性のある選挙カラーを見つけるためのものでもあります。
候補者がどんな価値観(フィルター)を通して社会を見ているのか。
何に違和感を覚え、どこを問題だと感じ、どんな変化を起こしたいと思っているのか。
同じ政策、同じビジョンを掲げていても、大切にしている価値観が違えば、物事の捉え方や伝え方、強調するポイントは変わります。
価値観を理解することで、政策の言葉の背景にある想いや判断基準が見え、色にも自然と反映することができるのです。
選挙カラーは、政策やビジョンにその人の価値観を通して紡がれた考え方を表現するものです。
単純に他の候補者との差別化を考えるだけではなく、候補者ご自身の人となりまで映し出すような色を設計していきます。
選挙カラーは「3つの問い」から設計する
選挙カラーを決めるときに大事な視点は、
① 政策で一番訴えたいことは何か
② どんな社会を実現したいのか
③ 自分自身が大切にしている価値観は何か
この3つを丁寧に言語化し整理していくことで、候補者が本当に伝えたい想いの軸が見えてきます。
その軸が定まってはじめて、その人らしい選挙カラーが絞られていきます。
候補者ご自身で3つの質問に答えることはできますが、それを色に落とし込むことは簡単ではありません。
カラーリングオフィスでは、候補者と対話を重ねながら想いやビジョンを整理し、その人らしい選挙カラーを一緒に設計していきます。
戦略的な色選びに関心をお持ちいただけましたら、どうぞお気軽にお問い合わせください。


