選挙のテーマカラーを考えるとき、まずはじめにやることは「言語化」です。
訴えたいことは何か
どう見られたいか
綺麗な言葉を出す必要はなく、キーワードでもいいのでまずアウトプットすること。
出てきた言葉を整理すると、本当に大切にしたいことが見つかることも多々あります。
自分では当たり前だと思っていた価値観が、実は一番の強みだったと気づくケースも少なくありません。
色決めは単なるテーマカラー決めではなく、選挙活動の本質に迫る作業でもあるのです。
「信頼」「決断」は人によって意味が違う

候補者の方が「どう見られたいか」を考えるとき、よく出てくる言葉があります。
たとえば「信頼」「決断力」「社交性」などです。
どれも大切な言葉ですが、このままではまだ少し抽象的です。
なぜなら同じ言葉でも人によって思い浮かべているものが違うからです。
そして有権者も、それぞれの経験や価値観を通してその言葉を受け取っています。
たとえば、「信頼」は決断と行動を重ねた先に生まれるものと考える人がいれば、人との繋がりを太くしていく中で生まれるものだと考える人もいます。
「決断力」であれば、自分のことに対して発揮したい人もあれば、対外的に見せていきたいと考える人もいます。
出てきた言葉の背景には、候補者ご自身のどんな熱意や価値観があるのか。
そこに一歩踏み込むと、うわべだけの言葉にならず、有権者に届く言葉や色に研ぎ澄まされていきます。
言葉の方向が決まると色は自然に絞られる
言葉の意味を掘り下げていくと、その言葉が「どこに向いているのか」が見えてきます。
政策を強く訴えたいのか。
ビジョンを示したいのか。
有権者一人ひとりとの関係性を大切にしたいのか。
さらに、その言葉が自分自身への決意なのか、外に向けたメッセージなのかを整理していくと、自然とテーマカラーの方向性が定まっていきます。
ここまで整理できてはじめて、色は「選ぶもの」ではなく「自然と絞られていくもの」になります。
選挙カラーの設計は、言語化の先にあるものです。
この順番がとても重要で、カラーの専門家やデザイナーが一方的に提案するものではないのです。
色の前に言葉を整える
選挙カラーは印象操作のための色ではありません。
候補者が何を大切にし、何を示すのかを分かりやすく伝えるための手段です。
だからこそ、まずはじめに「どう見られたいか」を言語化することが、選挙カラー設計の出発点になるのです。

