選挙カラーを考えるとき
「この色が好きだから」
「なんとなくこの色がしっくりくるから」
という理由で決めていないでしょうか?
もちろん候補者ご本人の感覚も大切です。
ただ、選挙という場面においては、「自分がどう思うか」以上に「相手にどう見えているか」が重要になります。
この記事では選挙のテーマカラーを好きな色で選んではいけない理由を解説します。
なぜ「好きな色」から考えるとズレやすいのか

色にはそれぞれ意味があり、固有のメッセージがあります。
候補者の好きな色のメッセージと、候補者自身のイメージが一致しているとは限りません。
たとえば、実際にお話をしすると親しみやすく誠実な方が、好きな色が鮮やかな色だとしたら。
鮮やかな色はとても存在感がある色です。
もしその色をテーマカラーとして使った場合、意志が強い、自己主張が強い人のように感じられ、候補者本来の良さを消してしまいます。
好きな色とその人のイメージとのズレは侮れません。
ズレをそのままにしていると
「なんとなく好きになれない」
「なんだか信頼できない」
という印象を持たれてしまっても仕方がないのです。
こうした印象ははっきりとした理由があるわけではありませんが、選挙において「なんとなく」の感情が積み重なると、候補者の評価に影響していきます。
だから選挙カラーを「好きな色」から考えてはいけないのです。
本人の意図とは違うイメージが伝わり、結果として損をしてしまうことがあるので色選びは十分に気をつけないといけません。
選挙カラーは「好み」ではなく「見られ方」を設計する
選挙カラーは、候補者の「好み」を表現するためのものではありません。
有権者がどんな印象を受け、どんな感情を抱くのか。
その無意識の反応までを含めて色選びを考える必要があります。
カラーリングオフィスでは、選挙カラーを決めるときに「この色が好きかどうか」ではなく、「この色でどんな人だと思われたいのか」ということを大切にしています。
「見られたいイメージ」を、どう言葉にし、どう整理するか。
それが定まって初めて色の選定ができます。
とはいえ私が選挙カラーの相談を受ける中で「好きな色」を無視することはありません。
「好き」という感情が動く色にも意味がありますし、候補者ご自身のパーソナリティを知るヒントが隠されているからです。
お好きな色のイメージと候補者のイメージが一致すれば、進んでおすすめもします。
印象に残る人になるために
大切なことは、候補者の好みを最優先するのではなく、「どう見せる」のかが鍵になります。
候補者と有権者を繋ぐコミュニケーションとなる「色」。
選挙で印象に残る人になるために、積極的に色を活用しましょう。
