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京都府国民健康保険診療施設協議会様にて色彩心理コミュニケーションの講演を行いました

2025年3月15日京都府国民健康保険診療施設協議会様の看護師部会研究発表会にて講演をさせていただきました。

講演タイトルは「色で本音を見抜く色彩心理コミュニケーション」です。

研究発表前に堅苦しくならずに学べる講演をとご依頼いただきましたので、1時間の中でワークを取り入れながら参加型の内容でお話をしました。

コミュニケーションで人の本音を見抜くには

「本音を見抜く」と題しましたが、人の本音を知るためにはまず自分を知ることからがスタートです。

どんな研修でも必ず取り入れているのが、色彩心理を使った性格診断テスト。オリジナルで開発したパーソナルスキル診断で、今現在のご自身の状況を客観的に確認できるようにしています。

 

診断結果は5つタイプに表され、それぞれの思考や行動には大きな特徴があります。講演では仕事で発揮される強み、行動の引き金になる感情についてご紹介しました。

タイプあるあるのお話をすると、うんうんと首を縦に振る人、痛いところをつかれたなという顔で苦笑いする人と、参加者の方々が納得されている様子が伺えました。

自分が言われて嬉しいこと、人から指摘されると嫌なこと、それらもタイプによって様々です。その点をふまえた上で、どんな言葉で相手は喜ぶかを考えることがコミュニケーションの出発点になります。

 

仕事スタイルにも個性が表れる

タイプによって思考や価値観が異なれば仕事のスタイルも異なります。このタイプだからこの職業が合うと決まるものではありませんが、過去の受講者を見ていると職業別にタイプの傾向が出ていると感じます。

看護師、介護士、保育士など、密接に人と関わる仕事の人は、共感力が高めで人のために何かしたいと思う人が多いです。色で表すと、グレー・ピンク・緑の性格を持つ人になります。パーソナルスキル診断では、このタイプを「調和型」と呼んでいます。

 

今回参加者は全員看護師。調和型が半数を超えるのではないかと予想していました。

結果は、約40人のうち10人程度(全体の4分の1)は調和型でしたが、半数以上を占めたのが「柔軟型」と「直感型」でした。

 

柔軟型は黄色とターコイズの性格で、発想力豊かなクリエイター気質です。ちょっとおっちょこちょいなところもあり、些細なミス(リカバリー可能)なら「ま、いっか」の精神です。

直感型は紫とマゼンタの性格で、独特の世界観を持ったアーティスト気質です。仕事に対して(仕事以外も全てにおいてですが)オリジナリティを発揮するので、周囲の共感を得にくいです。

 

どちらのタイプも決められたことを決められた通りにやるのが苦手なタイプ。それが強みとなって職場に新しい風を吹き込み、新体制に変えていく力のある方々だと思います。

周囲からの風当たりが強いこともあるでしょうけれど、全ては患者さんや働く人たちのため。人が思いつかないようなアイデアで職場を活性化させる原動力になるでしょう。

柔軟型と直感型の医療従事者がどのような価値観と行動で仕事を行っていらっしゃるのか、もっとお聞きしたいくらいでした。

 

まとめ

講演ではパーソナルスキル診断を通じてご自身を客観的に見る機会になったかと思います。講演後には「タイプに納得だった」「面白かった」というお声をいただきました。

柔軟型と直感型の方が多かったことは大変興味深く、斬新なアイデアで組織を活性化させる存在は貴重です。

患者様のため、働く環境をより良くするために、それぞれの個性を活かしたコミュニケーションのあり方が求められる時代なのかもしれません。参加者の皆様がご自身の特性を再認識し、日々の業務や対人関係に役立てていただけたら嬉しいです。

ご参加いただいた皆様、そして貴重な機会をくださった京都府国民健康保険団体連合会様に心より感謝申し上げます。

 

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