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「グレー」の色彩心理を徹底解説!性格からビジネスへの活用法まで

色は人に心理的なイメージを与えたり、生理的な反応を起こしたりします。色のイメージや感じ方から人の性格を推測することもできます。

色のイメージと人の心との関係を表す学問を色彩心理学といいます。

当記事ではグレーの色彩心理―グレーのイメージや色の意味、グレーの性格―についてご紹介していきます。

グレーのキーワード

温和、上品、穏やか、落ち着き、中立、公平、協調、都会的、高貴、知的、謙遜、遠慮、侘び、クール、寂しさ、無個性、曖昧、神経質

グレー色名

灰色、鼠色、鉛色、茶鼠、銀鼠、利休鼠、スレートグレイ、チャコールグレイ、シルバーグレイ、ローズグレイ、パールグレイ

 

グレーのイメージ

白でもなく黒でもなく、どちらにも偏らないソフトで穏やかなイメージがあります。一方、コンクリートなどの無機質なイメージから都会的で洗練されたイメージももっています。

「グレーゾーン」という言葉から、はっきりしない曖昧さを表すこともあれば、侘び寂びの風情、控えめでどんな色をも引き立てる上品さ、奥ゆかしさも感じます。

江戸時代の奢侈禁止令では華美な色が着られなかった庶民の間で「四十八茶百鼠」が流行りました。緑がかった利休鼠、ピンクがかった梅鼠など鼠色の色のバリエーションが広がったのです。一見地味にとらえられる茶色や鼠色を粋に着こなし、色を楽しんだ好例です。

 

グレーの基本的な性格

強み

細やかな気配りと高い共感力で周囲の意見を調整するのが得意です。人が気づかないところに目をつけ配慮できる感受性の強さをもっています。

謙虚さがあり、軽はずみな言動は起こしません。常に人のことを思いやれる優しい心の持ち主です。

弱み

周囲の意見を聞きすぎるばかりで自己主張をしません。それが他人からは意見のない人に映ることがあります。

慎重さは強みでもありますが、挑戦をためらってしまい行動を起こしにくくなります。

人に気を遣いすぎて疲れやすく1人になる時間が必要なタイプです。

 

グレーが気になるとき

心穏やかに過ごしたい

疲れがたまっている、ストレスに晒されているなど、心がお疲れ気味でパワーダウンしていると、カラフルな色より色みのない優しいグレーが気になります。

目立たず控えめでいたい

周囲に合わせたいとき、自己主張は控えたいときにグレーが気持ちにフィットします。

決断できない

何か決めないといけないのに、答えを出すことに不安を感じているのかもしれません。その不安が何かを突き止められると決意が固まりそうです。

 

ビジネスシーンでグレーを活かすには

傾聴する

人の話を遮ることなく、親身になって耳を傾けることができます。

共感力を発揮する

傾聴するだけでなく、目の前の人の気持ちに共感し寄り添うこともできます。

サポートをする

細かな仕事を丁寧にこなします。誰かを応援するような気持ちでサポートに回れるとより良さが発揮できます。

謝罪をする

穏便で主張をしない色の特性を活かして、謝罪の場面でグレーを着ると、人の心を逆撫でしません。

シックさを演出する

着こなしによっては都会的でスタイリッシュなイメージになります。低彩度色(色みが強くない色)やダークカラーを合わせるとシックな配色になります。

 

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